サッカーJリーグの監督・コーチはライセンスが必要

試合中、フィールドプレイヤーにあれこれ指示を送る監督やコーチの姿を目にすることも多いと思います。監督やコーチは戦術を考え、チームをまとめて勝利に結びつける役割があります。ポジショニングを指示したりや途中出場への機会を与えるなど描いたイメージ通りに試合が運んでいるかをチェックしながら、状況に応じたいろいろな戦術を繰り出していくことです。その一方で、選手のコンディションやメンタリティーにも目を向けた管理者としての役割も求められます。プロ選手を指導し、若手の育成も行なう監督・コーチだけに指導者として知識や技術も高い水準です。サッカーJリーグでは監督・コーチをライセンス制度によってランク分けし、それぞれの水準にあったコーチングができるようなシステムを確立しています。

公認S級コーチは日本代表の監督も

監督・コーチのライセンスで最上位にあるのは公認S級コーチです。サッカーJリーグの監督、日本代表チームの監督を務めるには公認S級コーチのライセンスが必要になります。その下には公認A級コーチジェネラルがあり、サッカーJリーグのサテライトチームやJFL、なでしこリーグの監督・コーチを努めることができます。以下B級、C級、D級と続き、コーチングができるチームも制限されてきます。

選手経験者でも段階を経てライセンスを取得

ライセンスを取得する場合、一般的にはD級からC級、B級とランクアップしていきます。指導者としての知識や指導力も上位に行くほど高いレベルが求められ、ライセンス取得のカリキュラムも多くなります。サッカーJリーグの監督のほとんどは選手経験者ですが、例え選手経験があってもライセンス取得は一般と同じです。ただし選手経験者はC級から受講することが多く、一般と比べるとやや短期間で監督やコーチに就任できることになります。

ゴールキーパーは単独ライセンス

ゴールキーパーは、サッカーのプレイヤーの中で唯一手が使えるポジションで、ゴールキーパーを指導するにはゴールキーパーコーチのライセンスが必要になります。A級〜C級まで3段階に分かれており、A級は18歳以上、B級は18歳未満、C級が12歳以下と指導できる年齢がそれぞれ異なります。

ライセンス制度によって優秀な指導者を育成

日本のサッカーも国際化が著しく、特にサッカーJリーグの指導者は海外選手への指導も当たり前です。そのため国内だけでなく世界のサッカーの動きや知識などを十分に把握し、世界トップ水準を意識したコーチングが強く求められるようになります。そんな中でライセンス制度は、世界で通用するチーム作りや戦術などを備えた監督・コーチを育成するためのシステムとして欠かせません。